第2章 初めて知る快楽
優香が再び目を覚ましたとき、カレーの皿はは下げられていた。
そして先程眠る前までは着ていた制服は脱がされ、下着姿になっていた。
「やだっ・・・ あたしの服返して! 誰か!!」
いたらいたで困るのだが。
優香の声を誰かが聞いたのか、入り口のドアが開いた。
だがこの状況で入ってくる人物が服など持っているはずもなく。
部屋に来たのは男で、何も身につけていなかった。
その瞬間、先程のメッセージが頭に蘇る。
「お願い・・・来ないで・・・! ねぇ・・・!! え、えっち、なんてしたことないの・・・ねぇ・・・お願いだから・・・」
嫌だ。恥ずかしい。
しかし、男は真っ直ぐに優香に向かって歩いてくる。
縛りつけられている優香になすすべはない。
恐怖に目をつむると、男はお構いなしに優香の唇を奪った。