第5章 玩具
目が覚めると知らない部屋で、優香は何も身に付けていなかった。手は後ろで手錠のようなものを付けられていて、足はM字になるよう縛られていた。
胸は縄で縛って絞り出されて、縛った縄を背もたれに結び付けてあったので、全く身動きが取れない。
その上目の前に鏡があって、縛られた自分の姿と秘部が嫌というほど見える。
「ん、あ………や、やだあ……ほどいて…」
初めてこの場所に来た時よりよっぽどひどい事をさせられているのに、出てきた言葉はそれだけだった。
優香自身はそんなことに全く気付くことはなく、それよりも鏡に映った自分の姿が恥ずかしくて、秘部から愛液がどんどん流れ出てくる。椅子の下に小さな水たまりが出来ていた。
「あ…! だ、めぇ…」
恥ずかしくてたまらないのに、嫌なはずなのに。そう思うほど今の自分の姿を意識させられて、秘部がじんと熱くなる。せめて見ないようにと目を閉じてみても、縄の食い込んだ胸や開かれた秘部を、余計に、ありありと感じてしまう。
恥ずかしさでどうにかなってしまいそうになったとき、扉がカチャリと音を立てて開いた。