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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第77章 それぞれの想い










「エルヴィンはあんな性格だから、
貴方のような方が友人でいてくれて本当に心強いと思っています。
これからもエルヴィンの事、よろしくお願い致します」


泣きながらそんな事言われてしまえば、
ナイルは頷くしか出来ない。

勿論ナナリーからのお願いも。


綺麗な涙が差し出したハンカチに染みていくのを見て、
ナイルは心の中で思った。


こんなに泣きながらおまえの幸せを願ってくれる女は
多分他にいねぇぞ、エルヴィン。

子供が産めないからっていう理由でナナリーを振ったりなんかしたらおまえとは絶交だ!

俺はエルヴィンだけじゃなく、
エルヴィンとナナリーの幸せを願っているぞ・・・。



ナイルはナナリーの一途な思いに泣きたくなる衝動を
必死で堪えながら、ナナシが泣き止むのを只管待った。






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