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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第64章 劇物








団長室でエルヴィンは、執務机の前にハンジと
呼び出したナナバを立たせ静かに見据えていた。

二人共大分正気に戻ったようだが、
その頬は赤く明らかに欲情している表情だった。

リヴァイも同席させて事の顛末を尋問する。


「・・・・それで、何故ナナシを襲ったりしたのか
説明してもらえるか?二人共」


罰が悪そうに視線を逸らした二人だったが、
ナナバが控えめにそれに答えた。


「よくわからないんだけど、血を吸われて気持ち良くなって・・・
すごくそういう気分になっちゃって・・・このままじゃいけないと思って
部屋を出たんだ」


恥ずかしそうに答えたナナバは、やはりいつもの彼女ではなく
一人の女のように感じられた。


それ自体悪い事では無いが状況が状況だ。
エルヴィンは厳しい態度で臨む。



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