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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第59章 兵士として、男として・・・







「威勢が良いのは構わないが、おまえはこの女をどう救う?
『銃口を向けられた一般人』だろ?
こいつを殺されたくなかったら、さっさとそこを退けっ!」


流石に人質を取られていては迂闊に手が出せないが、
今ならまだこの場を掌握できる。

会場に展開された兵士に襲撃者達を確保するように
合図しようとした瞬間、会場を警備していたと思われる憲兵団の新兵が
襲撃者に飛び掛ってしまった。


我が身を顧みず人質を救おうとした心意気は褒めてやりたいが、
エルヴィン達にとっては余計な事だ。

これでは無駄に彼らを煽る事になってしまう。
一体ナイルは何をやっているんだ!?という苛立ちが募った。

銃を持っている相手と新兵が揉み合っているせいで、
他の兵士達が手を出せない状態だった。






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