過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】
第57章 修羅場
「なぁ、何で私がこんな目に合わねばならないのだ?」
「それは君が魅力的で、君が無意識に俺達を煽っているからだよ。
少しは学習しなさい」
そんな事言われてもナナシはよくわからない。
どこをどうしたら『煽っている』事になるのだろうか?
じと・・・とエルヴィンを睨みながら、ナナシは更なる疑問を
口にする。
「何故、今ミケを殴ったのだ?」
「ミケが君に襲い掛かっていたからだよ」
「確かに・・・頻りに胸部を確認されていたようだったが・・・・」
ナナシの言葉にエルヴィンはついミケを睨むように見てしまった。
自分でさえまだナナシの胸に触ったことが無いのに
(顔は埋めたが手では触っていない)、ミケが揉んでいたかと思うと
嫉妬に狂いそうになる。
・・・・後で、ミケに感想を聞かねば!