過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】
第56章 悩ましい詰問
「思ったより下着が濡れてしまっているね。早く脱ぎなさい。
下腹部が冷えてしまうよ」
「そう思うならその手をさっさと退けて、部屋から出て行け」
「君が心配だから傍にいたい」
「心配などしなくて良いから、出て行ってくれ」
「・・・・・・・・・・」
人の話を聞いてるのかいないのか、エルヴィンは無言で
下着の中に入れていた手を動かし始め、
その長い指が割れ目へと侵入する。
いつの間にか抱かれるような体勢になっていたため、
抵抗しても体格差で封じ込められてしまった。
「・・・あっ・・やっ!・・・やめ・・・・」
自分でも気味が悪い声が出てしまったなと自嘲するが、
エルヴィンの指が後ろの秘部を掠めたので「ひぅっ!」と
また変な声を上げてしまう。
グッとナナシの身体を持ち上げ、テーブルに横たえさせると
エルヴィンはその胸に顔を埋め「はぁぁ」と大きく息を吐き出した。