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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第50章 日常的ストーカー








「因みにナナシを襲った兵士の名前は?全員だ」

「知らないよ!ていうか、知っててもエルヴィンには
教えられないって!名前なんか聞いてどうする気なんだよっ!?」

「ハンジ・・・君は聞かれた問いに答えれば良いんだ」

「だから知らないって!ナナバなら知ってそうだけど・・・」

「そうか、では今どこでそのメイクレッスンをやっているんだ?」

「・・・・・・・・・え?行く気なの?」

「私が顔を出して何か不都合でも?」


あるでしょっ!
女はメイク途中とかすっぴんを男には晒したくない・・・と
聞いた事がある(ハンジはいつもすっぴんなので全然気にしないが、
以前女兵士がそんな事言ってた気がする)。

しかもいきなり団長が現れたら、エルヴィン狙いの女性兵士は
色々浮足立つ事になるだろう。


いつも遠くから見つめることしか叶わない憧れの団長様が
近くで見られるという点では良いかもしれないが、
化粧する姿をジッと見られるのはかなりのプレッシャーになるはずだ。


・・・例えエルヴィンがナナシ以外目に入れていなくても、
そこに存在するだけでヤバイ。


「やめときなよ、エルヴィン。一人だけ男が混じるって
微妙というか、空気読めよって話になりかねないから・・・」

「俺達は大事なことを忘れていたが・・・・」


ハンジの言葉を遮り、ミケが思案顔になりながら呟く。


「ナナシも男・・・だったよな?一応・・・」


ミケが発した一言にエルヴィン、リヴァイ、ハンジは
ハッとした顔をして「忘れてた」と項垂れた。





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