• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第43章 ナナシの眷属








「ごめん。あたし買い忘れがあったわ。
ナナバとナナシは先に兵団に戻っていてくれる?」

「それならお主に付き合うぞ?」

「いいって。それにナナシは午後から仕事があるでしょ?」



ハンジがチラリとナナバへ視線を送ると、
ナナバはナナシの背中をぐいぐい押して
「帰ろっか」と明るい口調で言った。


「ハンジの買い物に付き合うとろくな目に合わないから行こう。
あ、そうだ!お昼ご飯買って帰ろうよ。
どうせ、兵団のご飯はそんな美味しくないし、たまにはね。
そういえばいつクッキー作ろうか?」

「え?あの、ちょっと・・・」


ナナバに引き摺られるようにして、
ナナシは兵団の帰路へと着くことになった。







/ 1001ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp