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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第42章 買い物へ行こう☆








食料品も置いている店に着くと、
早速砂糖や小麦粉などを見て、その値段の高さに驚いた。


「高っ!お店で売ってるお菓子も高いけど材料も高いもんなんだね」


日頃、料理などしないハンジはかなり驚いているようだったが、
ナナバは「マリアが落ちてから食糧難だからね」と考え込むように呟いた。


特に砂糖が高いな、とナナシも思っていると
「おい」と背後から声を掛けられ、
そちらへ視線を投げるとリヴァイが立っていた。


非番でも何でもないリヴァイが何故こんな所にいるのか、と
三人で首を傾げていると、彼から「書簡を届けた帰りだ」
という答えが与えられ納得する。



どうやらエルヴィンに仕事で書簡を届けるように命令されたようで、
この店に入る自分達の姿をたまたま見つけ、声を掛けたらしい。


「こんな所で何やってんだ?食いもんでも買いに来たのか?」


確かにこのお店は食べ物も売っているが、
自分達の目当てはお菓子の材料だと主張すると
リヴァイの目が僅かに見開かれた。


「菓子?ナナバとナナシが作るのか?」


リヴァイの中でハンジは女としてカウントされていない上、
料理も出来ないと思い込まれているらしく
彼女の名前は出ない。

事実そうだが、あからさまな言い方にハンジが少しむくれた。





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