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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第5章 地下街のゴロツキ





「それともあなたの教え子の腕が信じられませんか?」



眉を下げながらそんな台詞を吐くクレイグは卑怯者だと思う。

そう言ってしまえばナナシが強く出られない事をわかっているのだ。

クレイグや組織の人間に武術を教え込んだのはナナシだったが、
年を取った分だけクレイグの方が心理戦においては上らしい、と溜息を吐く。



「…任せる」

「御意」



食えないジジイになりおって…とナナシは心の中で思った。




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