過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】
第27章 真の変態は誰だ?
リヴァイの話を聞き終えたリヴァイ班は殺気立った。
誰がリヴァイ兵長にそんな不埒な贈り物をしたのだ、と。
「そんな変態からの紐パンは捨てるべきです、兵長!」
「プレゼントだからって取っておく必要ありません!」
「いっそ、燃やすべきです!」
「贈り主を特定し然るべき報いをっ!」
4人からの指摘にリヴァイは「そうか・・・」と
思案しているようだ。
誰からかもわからない変態的なプレゼントでも
無碍に出来ないのがリヴァイだった。
紐パンをプレゼントするのは変態で間違いないのか、と
思わぬところで自分の一般常識を再確認出来たので、
ナナシは懐から紐パンを取り出しリヴァイ達に見せた。
正直どうすれば良いかわからず困っていたのだ。
それは白地にレースがふんだんにあしらわれた大人用の紐パンで、
眼前に晒されると目のやり場に困るセクシーな下着だった。
(リヴァイは特に動揺していない)
「皆に尋ねたいのだが、
これをプレゼントされた私はどうすれば良いのだろうか?」
「あ?どういう事だ?」
質問が理解出来ないと言いたげに顔を顰めたリヴァイに
ナナシは経緯を説明する。