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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第25章 腹の探り合い





「では、性別は?いくら何でもこれなら正確に答えられるだろう?」

「じゃあ、男ということにしておいてくれ。
私もそういう設定にしておく」

「ナナシ・・・・もっと真面目に答えてくれないか?」


じゃあって何だ、とエルヴィンが眉を寄せ不快感を表すと、
何故怒るのだ?とナナシは首を傾げたが、
そういえば自分の身体が異常だったんだと思い出し
急いで訂正する。


「男で登録しておいてくれ」

「無理に男になろうとしなくて良い。
君が女性というなら私は喜んでそれを受け入れよう」


ニッコリと女を落とす微笑をナナシに向けるものの効果は無いようで、
彼はキョトンとした表情でエルヴィンを見返した。

セクハラギリギリの会話をするエルヴィンを
ハンジ達がハラハラしながら見守っていると、
ナナシは条件の『教えない情報を無理に知ろうとしてはならない』を
引き合いに出し、『男』を押し通す。

条件を出されては大人しく引き下がるしか無いかと諦め
それを受け入れたが、
そちらの意見通したんだからこちらの要望も応えろと言わんばかりに
エルヴィンも言い返した。





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