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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第25章 腹の探り合い





「私と関わりが深くなると大抵が早死にする。
そやつが強かろうが関係なしにな。
故に私はもう仲間を持つ気は無いし、
他人の命を背負ってやる程お人好しでもない」

「だから・・・仲間とカウントするな、と?」


ジンクスを理由にされ一瞬呆気に取られたが、
裏を返せば調査兵団を死なせたくないという想いがあるのだと知れ、
笑い飛ばせなかった。


前者と後者に言われた事では意味合いが大分違う。

説明や理由を省く癖のあるナナシには
根気強く向き合う必要がありそうだと思いながら、
エルヴィンが「それは兵士としてではなく、教官として滞在すると取るべきか?」と
尋ねると彼からは肯定が返ってきた。

何を言っても無駄だと判断し、調査兵団団長としてではなく
エルヴィン・スミス個人が一番気になる最後の条件の質問を
することにした。






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