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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第24章 ドキドキの治療法





リヴァイは眼前に広がる光景に愕然とした。

エルヴィンの為に桶に冷たい水を張り部屋まで持ってきたは良いが、
その肝心のエルヴィンが半裸で横たわり
全身に針が突き刺さっている状況なのだ。


しかも、針を刺されたエルヴィンは、
針を差したと思われるナナシ(どこから入った!?)と
普通に会話しているものだから、
リヴァイはリアクションに困り
部屋の入口に立ち尽くすしかなかった。


やがて、リヴァイに気づいたエルヴィン
(つーか、気づいていて無視していただろ?)が、
声を掛けてきたのでやっと部屋へ入る口実が出来た。


「・・・何てざまだ、そりゃあ」

「うん?鍼治療というらしいよ?
不思議なことにこれだけ刺されているのに痛くないんだ」


顔面にも針が刺さっている癖にエルヴィンは陽気に答えた。

その様子から本当に大丈夫なんだろうとは思うが、
絵面的に全然大丈夫じゃない。

ハンジがいたら確実に爆笑もので、他の兵士に見られたら
「団長の頭がおかしくなった」と騒ぎが起きそうなレベルである。



・・・まぁ、エルヴィンの頭は元からおかしいが。




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