第16章 最終章〜sweet&sweet2〜
何だろう…
火影と話すことが楽しくて、
いつもおしゃべりばかり
してしまっていたけど…
火影は退屈だったのかもしれないな…
あ、書庫で何か面白い書物でも…
「火影はどんな書物が好きなの?
それとも…」
「瑠璃…聞いて…いや、聞くより…」
火影は私の手を掴んで
さらに自分の方に引き寄せた。
「え…///」
火影の腰元に押し当てられた
私の手には…着物の上からでもわかる
熱く硬い火影自身の感触が
はっきりと伝わってくる。
「瑠璃がいつも近くにいてくれて
うれしいんだけど…俺、もう限界…」
「火影…」
「ごめんね、でも…ちゃんと瑠璃を
俺のものにしたいんだ…今夜。」
「今夜…あ…」
さっき緒形さんから湯あみの許可が
下りるのを私も聞いていたんだった…
「わかり…ました…///」