第15章 最終章〜sweet&sweet1〜
…その後、私は立て続けに
夜伽に臨むことになった。
……………………
鷹司との夜伽の夜…
鷹司は、驚きながらも私の話を
最後まできちんと聞いてくれて…
その後、朝まで
2人は想い出を語り合った。
そう。
鷹司は私の身体には触れなかったのだ…
「本当はお前のこと
拐ってやりたいけど…
そんな顔見せられたら
何も言えねえよ。」
「そんな顔…?」
「お前、すごい覚悟で
ここに来たんだよな。
お前のそういう…逃げないところ。
そこに惚れたんだ。
だから…直接話してくれてありがとな。
俺も、これからは次期当主として
家の再興に当たっていく。
お前みたいに
何からも逃げたりせずに。」
鷹司はこれから実家に戻って
立ち向かっていかないといけないことが
たくさんあるんだろうな…
「鷹司…今までありがとう…」