第12章 緒形の診察室~午後編~
緒形の指はまたさわさわとした
緩い動きに変わっていて…
瑠璃は堪らずイライラして
大きなため息をついていた。
「………夏津は…湯殿で襲われて。
初めは驚いたのですが
猿ぐつわをされて激しく求められると…
すごく感じてしまいました…
でも、激しかったけどとても
優しかった気がするんです。
私の気のせいかもしれませんが…
なぜかそのことが気になっていて…」
「夏津さんの本当の気持ちが
気になるのですね?
ご本人と話されるのが
一番かと思いますが…
私も夏津さんが実は優しいお心を
持っているのではないかという
意見には賛成ですよ?」
っ…やっぱり…我慢できない!!
「あの…緒形さん…すみません…
私…私…もうっ…」
「あぁ、
まだこちらが残っていました。」
緒形は、目の前にある
瑠璃の蕩けきった蜜壺に
にゅぷっ…と音を立て
長く細い指を二本揃えて挿入し
ざらついた壁を器用にこすり上げる。
「ひゃあぁぁんっ…!」
細かな飛沫を上げながら
瑠璃はまたもや達してしまった…
「緒形さん…」