第12章 緒形の診察室~午後編~
毎日顔を合わす度に感じる、
火影の悲し気だけど真っ直ぐな
視線が嬉しくもあり…
また最近の瑠璃の悩みでもあった。
「…水尾様と御門殿については
どう思われますか?
私としたことが、お話をうかがうのに
夢中になり手が疎かになっていました…
少し陰核に触れますよ。」
「あぁぁっ…!はぁぁぁ…んっ」
話題を変える様に
最も敏感な部分に突然触れられ…
一瞬の刺激だったにもかかわらず
瑠璃は軽く達してしまっていた。
「全く愛らしいですね…
でももうこちらには
触れませんのでご安心下さい。
では続きをお願いします。」
そ、そんな…もっと…
「…はぁっ…水尾様は
とても男らしくて…素敵な方です。
でもあのような鏡に操られて
もとは町娘の私なんかと…
申し訳なくてお詫びをしたいと思う
のですが恥ずかしくて…
…御門は、正直掴みどころのない
人だなぁって思います…
でも優しいところも不器用なところも
あって放っておけなくて…ん…」
お願い…もう少し触って欲しい…
「では次…夏津殿はいかがでしたか?」
「………」
「瑠璃さん?」