第12章 緒形の診察室~午後編~
「そうですか…瑠璃さんらしいですね。
では続いて…
水尾様と御門殿はいかがでしたか?
資料によると複数での交接とか…
瑠璃さん…この時のお話は
個人的にとても興味がありますね…
何と言っても男の浪漫ですから。」
「男のろまん…?
緒形さんもそういう事を
おっしゃるんですね…んんっ…」
「私も男ですからね。
今も瑠璃さんの美しい御身体を目の前に
して、自分を抑えるのに必死ですよ?」
そう言っていつものように
首をかしげてにっこりと笑う緒形さん…
でもあの日のことは
やっぱりあまり言いたくないなぁ…
「えっと…その日のことは鏡の暗示の
せいであまり覚えていません。」
「…鏡の暗示は瑠璃さんには効いて
いなかったと、春日局様から
聞いていますよ。」
…そんなことまで…
「…はい…初めて二人の殿方に
求められて…その…はぁっ…
とても興奮してしまいました。
二人は暗示にかかっていて
とても激しく私を求めてくれて…
またその…潮というものが出て…
あと両方同時とか…///」
「両方とは口と膣ということですね?」
「それもありますが…///」
「あぁ…!あちらですか…///
さすがに興味深いお話です。
そしてそこに火影さんが
入って来られたのですね?」
「あ…はい…」
瑠璃の表情は
途端に硬くなってしまった。