第12章 緒形の診察室~午後編~
「麻兎殿のことはどう思われますか?」
そう言いながら緒形は、
瑠璃の足元に移動すると足首を掴み
大きく開いてしまった。
「えっ!?」
「瑠璃さん…先程お拭きしたのですが
また溢れてしまっていますね?
いくらお拭きしても同じだと思います
ので…暫く我慢してくださいね。」
緒形の指が、瑠璃の左右の丘に添えられ
くいっと開いた。
恥ずかしい…
で、でもお答えしなくちゃ…
「はい…
火影と同じで本当に信頼できて…
初めは怖い人かと思ったんですがっ…
とても優しい人だと思います。
でもあの夜のことは…はぁっ…
ただ慰めてくれただけで、麻兎は
何とも思っていないと思います…」
花弁をぴくぴくとさせながらも
必死で答える瑠璃を、
優しい瞳で見つめながら
緒形は大げさにため息をついた。
「先程から聞いていると…瑠璃さんは
本当に控えめで可愛らしい方ですね。
貴女がどれほど愛らしく、殿方達の目に
どのように映っているか
少しも解っていらっしゃらない…
もっと自信をお持ちください。
麻兎殿とも一度お話されてみては?
言葉に出さない想いは他人には
なかなか伝わらないものです。」
「そうですね…あぁっ!あぁんっっ…」
ついに緒形の指が
瑠璃の花弁をやさしく撫で回し始めた…