第12章 緒形の診察室~午後編~
桶に張った水で清めた緒形の指が
直接、瑠璃の胸に伸びてきた。
「えっ…!?んっ…」
緒形の細い指は、つまんだり
こねまわしたりして瑠璃の乳首を
硬くとがらせると、今度は手の平で
さわさわと優しい刺激を繰り返す。
ただの診察なのに焦らされてるみたいで
私ったらすごく敏感になってる…
瑠璃は知らず知らずのうちに
太ももをこすり合わせてしまっていた。
「こちらも問題ありませんね…
しかし本当にお美しいです。
…麻兎殿はいかがでしたか?」
「ど…どうって…はぁ…はぁ…」
瑠璃はすっかり息が上がっている。
「っていうか、緒形さん!
麻兎とのこともご存じなんですか?」
「春日局様にわからないことなど
ありませんよ?この資料を
作られたのは春日局様なのです。」
やっぱり…そうなんだ…
「麻兎は…
思っていたよりずっと優しかったです。
泣いてる私を励ましてくれて…
それと…とっても上手でした///
それで私あの…中から…」
「潮を吹かれましたか?
それは素晴らしいですね。」
「あ、ありがとうございます…?」