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新章イケメン大奥✳︎逆ハーレムの世界✳︎〔裏〕

第11章 緒形の診察室〜午前編〜


「だから御門殿にとって
特別なんですね?」


「…話しすぎたからもう帰る。
アイツが元気ならいいし。
まあ…今日辺り
驚くことが起きそうだけど。」


緒形はその先が気になったが
御門は意味ありげに笑いながら
いつの間にか姿を消してしまっていた。


さて、次は…


「緒形殿、失礼します。」


「夏津さん、いかがいたしました?」


「この世に頭で割り切れない物など無い
と思って今まで生きてきたんですが…」


「割り切れない物…いえ、想いを
知ってしまったのですね?」


「いや…気の迷いなら早く覚めて欲しい
と思っているだけです。
どうもアイツには調子を狂わされる…」
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