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新章イケメン大奥✳︎逆ハーレムの世界✳︎〔裏〕

第10章 夏津


火影が言葉を探していると…


「でもまぁ…
お前の気持ちはわからないでもない。
それにあれだけの修行を積んだんだ。
更に手強くなったんだろうなぁ?
手合わせでもしてみるか。」


麻兎は口角を片方上げて挑発を続けるが
いつの間にかその顔は楽し気な
ものに変化していた。


「柄でもないが…これからは
正々堂々とやろうじゃねぇか。
まずはどっちが正式な護衛に
選ばれるか、だな。
それと…二度とあんなところで
…勝手に抱くんじゃねぇ。」


「え…麻兎…?///」


森の中の泉での夜を…


「見てたのか…」


肩をポンポンと叩きながら笑顔で
去って行く、兄の様な存在の男の背中を
複雑な表情で火影は見送った。
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