第9章 火影【ニ】
「それに、謝りたいのは俺の方だ。
俺なりの考えで瑠璃様の元を一時
離れたんだけど…
やっぱりそれは逃げていたのかなって。
結果的に瑠璃様を
傷付けてしまった訳だし…」
「…私はもう火影に想って
もらえるような…」
「夜伽を続けてるんだよね?大丈夫。
そういうのも受け入れられる
ような修行してきたから。
フフフ…」
夜伽…だけじゃないけど…///
でも火影、わざと冗談めかして
言ってくれてるんだね…
「一緒に江戸城に行って
春日局様と直接話すよ。
約束の期日は過ぎているし
赦して頂けるかはわからないけど…
でも、その前に。
もう少しだけ俺の言うこと聞いてね。」
再び火影の手が伸び、今度ははっきりと
瑠璃のぬるみを指で弄んでくる。