第1章 不安(主・潤)
「わっ!なんだ、和か。よしよし、ごめんね、もう不安にさせないからね。よしよし、大好きだよ・・・」
飛びついたニノに一度は驚くもすぐに安心するリーダー、俺が少しだけしゃべったことに対して何も言わないリーダー、まるで恋人たちのような会話をする2人・・・
全てにびっくりした。
いや、最初と最後はまだわかる。2人はよくふざけてて、たまに即興コントを繰り広げることもあるから。
でも問題はリーダーが俺が話したことをスルーしたことだ。
聞こえないわけがないんだから。
俺の席は扉に一番近くて、さらに素早く動いたニノにびっくりして少しのけぞった状態で話していたから。
「リーダーまで俺のことが嫌いになったのか・・・?」
「ん?なんか言った?松潤?」
あまりにも不安すぎて心の声が口からあふれ出ていたみたいだ。
まあ、ちょうどいいから、リーダーにも聞いてみる。
「ねえ、リーダーは俺のこと嫌い?」
今度はいつもの俺で言えた。
「んふふっ、そんなわけないじゃん。ね、和?」
いやいちゃしながら言われてもわかんねーよ・・・