第15章 第15話[最後の言葉と涙の事実]
そして、集中治療室からでて一週間たった頃だった
医者が慌ただしく動き出したのは
見ると、発作を起こしたのだ
山田と知念と中島はその場にへたりこんだ
医者が9人を部屋へ入れると流星のマスクを外した
流星:……みんな、ごめんね、もう、僕…限界みたい……涼介…ごめんね
側に居てやれなくて……僕も兄と一緒だね
君を悲しませてばかりで……
山:……えっ、どうゆうことだよ、流星……お前……まさか…
流星:ごめんね、でも、短い時間を涼介やみんなと過ごせた楽しかった……ハァ……ハァ……涼介…ありがとう……バイバイ……←目を閉じた
山:……おぃ、流星…頼む……死なないでくれ……流星…←泣き崩れた
そして……
ピィ―――――――――――←心肺停止を表す音が病室内へ鳴り響いた