第3章 ~6月~
今日は櫻井先輩。
翔「…………星、綺麗だね。」
「あ、はい、そうですね!」
翔「俺、好きなんだ。」
「え?」
翔「星見るの。」
「(あ…………)私も好きですよ。」
翔「なんか、良いよね。」
「はい………………。」
翔「いつか、あの場所で見られるといいな……………………#NAME1#ちゃんと。」
ブォーン
「何か言いましたか?」
翔「ううん、なんでもないよ!あ、もう駅だね。じゃあ、また明日。気をつけて帰ってね。」
「送っていただき、ありがとうございました。」
櫻井先輩って、不意すぎて緊張しちゃうな。
「あの場所で見られるといいな………#NAME1#ちゃんと」なんて、言われると意識しちゃうよ。
特に興味無いのに。
それとも、興味を持ってきちゃったのかな………………先輩たちに……………。