第5章 初めて信じた赤い糸
内容?
そりゃあもう、二宮さんがかっこ良すぎてどんな内容だったのかなんて、覚えてません…汗
約2時間ずっと、二宮さんの虜でしたよ。
いやーね?
二宮さんがかっこ良すぎたのもあるけど、DNAとかが絡んだ少し難しい内容だったのもある。
「ほんとにすごいと思います!」
あたしがそう言うと、そうかな、と二宮さんは照れ笑いを浮かべた。
お姉ちゃんが、教えてくれた。
ニノを褒めた後必ず、ちょっと笑って下を見るのは照れ隠しだって。
……本当でした笑
「周りがそうやっていってくれるのは、嬉しいんだけどそんなに、こだわりを持って演技してるわけじゃないんだよね」
「そうなんですか?」
「まぁ、ハリウッド行ったから満足してる訳でもないけどさ。ここまで来たなら、今よりも上行きたいのも本音ではあるけど」
……どっちにしても、すごい。
やっぱり認められた人の考え方は違うんだね。
「…でも、あたしたちからすればレッドカーペット歩くだけですごいことですよ。」
「まぁ、あっち側からしたら足下にも及ばないけど笑」
「…………す、すげ……」
「プロの世界って何でもそうゆうもんだよ」
あたしの驚き様に、ふんわりと微笑みながら二宮さんはそう言った。
「…そうなんですねぇ……。
…ハッッ!!!!」
やばい…。
「えっどした!?」
二宮さんがキョロキョロしながら、あたふたしてる笑笑
「映画の時間!!急がねばってよ、二宮さんっ」
あたしも慌てすぎて、変な日本語になってる。
「何だよソレ、どこの言葉?笑笑」
せわしく、車に乗り込むあたしたち。
あたしの変な日本語にツボったらしい二宮さん。
そんな笑わなくてもいいのに……。
「てかさ、何の映画見るの?ずーっと気になってたんだけど…」
「…ぁあー……ま、まぁ、着いてからのお楽しみという事で……でも、あたしの中で一番の映画です」
我ながら全然濁せてないぞ!
「そんなに?そんなちゃんを惹き込む映画なんて、あったっけー?」
二宮さんは、うーんとうなり本気で考えてる。
あたしの中で一番の映画だなんて、二宮さんが主演だからだよ……?
映画館に着くと、あたしは財布からチケットを2枚取り出した。