第4章 見えない告白
……ヴーーー??
ますますわからん……。
俺が、考え込んでいるとちゃんがお風呂から戻ってきていた。
「……どうしたんですか?」
「あっ、いや~……?てか、ちゃん、それ部屋着なの?」
俺がなにげなく聞くとちゃんは、吹き出した。
えっ?えっ?
「相葉さん、いくらなんでもそれはないですよ笑笑
さっき、お姉ちゃんからLINEがきて、もうすぐ帰ってくるんです。だから……出掛けませんか?」
お?それってそれって……!?
「ちゃんとデートできるチャンス!?」
「……えっ?」
キョトンとするちゃん。
「え、ちがうの?」
「…ぃや、ぁの……」
「あっでも、俺はちゃんとデートするために来たんだから一緒か!」
??
俺、いたって普通のこといったつもりなんだけど、ちゃんは……困ってる笑笑
なんか、キョトンとするちゃんが可愛らしくてつい、ちゃんのほっぺをムニィってした。
「あたっ!なにするんですかっ」
んふふ、リアクションもかわいい(^w^)
「そんな無防備な程にかわいい顔してるから」
「そ、そんな顔してませんもんっ」
そう言って、ちゃんは髪を乾かし始めた。
髪も乾いたし、メイクも出来たのでリビングで待っててもらった相葉さんに準備ができたことを、知らせに行く。
「すみません。遅くなって……」
「ん?いいよ。じゃあ行きますか」
相葉さんは、立ち上がった。
ん?でも、ちょっとまって。
……相葉さん、むやみに外出たらだめだよね?
あたしったらバカだ……。
「あ、相葉さん!」
「うん?どした?」
「……やっぱ、あの、出掛けるのはやめましょう。」
「え!?なんで?体調でも悪くなった!?」
「……ぁ、いや、相葉さん外にでたら危ないですよね?……特にあたしといるとか……絶対ダメですし」
あたしがそう言うと、相葉さんはなぁ~んだそんなことかと笑った。
「え?」
「せっかくのちゃんとのデートなのに、家にいるなんてつまんないよ~。俺のことは心配いらないから、お出掛けしよ?」
「……でも……」
「大丈夫!俺こう見えて全っ然バレないから笑笑」