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ふたりだけのdestiny

第3章 ~二宮side~


久し振りに、高校の同級で集まるって誘いがきた。

高校の時、結構絡みの多かった奴らが来るから俺も行ってみようと思ったんだけど、もう一つある理由としては……。

「なんかね林、妹も連れてくるみたいだって」

「まじで、なんでまた?笑」

「知らん笑
なんか、連れてくるかも~って言ってたよ」

ちゃん、来るの?

あの、ちゃんが来るのかー。

俺、林とは中学から一緒で、女子の中で唯一お互いの家に行き合う仲だったから、よくちゃんの面倒も見てたんだよね。

ちゃん、あんときのこと覚えてるかな。

……まぁ、覚えてないだろうね笑

俺も高校に入ってからは、もうジャニーズとして仕事してたから、最後に会ったのはちゃんが小1の時だもんな。

そう考えると、あれからもう11年経ったのか。

ちゃん、すごく大人になってるんだろうなぁ。

そんなこと考えてると、林がちゃん連れてこっちに走ってきた。

「おー来た来た。あっ、後ろの子は例の妹ちゃん?」

俺がちゃんをチラッと見ながら、そう言うとちゃんは林を引っ張って、どこかに行った。

「え!?笑
どうしたの、林」

「笑わかんない
ちょ、俺行ってくる」

俺は、ちゃんたちを追って行った。

俺が話しかけると、やっぱりちゃんは俺を初めて見たような反応をする。

……んー、やっぱ覚えてねぇかぁ。

ちょっと、期待してた俺がいたのよ。

だってさぁー……。

めちゃくちゃ、綺麗になってんだもん!

やっぱり、高校時代にミスコンで3連覇した林の妹なだけあって、何もかもが整いすぎてる。

こりゃ、モテてるだろうな。

俺は、ちょっと試しに初めましてな自己紹介をした。

すると、ちゃんはなんの疑いもせず俺に、初めましてと言った。

林もビックリしてたけど、俺に気を遣ってちゃんに合わせてた。



それから会は順調に進み、事件が起きたのはその後。

ちょっと酒飲みすぎて、気分悪くなったから外にでも出ようと思ったら、 外で何やら揉めてるのが見えた。

なんだか嫌な予感がした。

急いで外に出てみると、3人の男に絡まれてるちゃんがいた。

「何やってんの?」

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