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禁断×ヴァンパイア

第12章 ヴィザード


リタ「…はぅぅ…」

ヨル「ドンマイだな、リタ…」

リタ「だって、だって…一学期まともに学校行ってなくて、復習テストするなんて…無理だよぅ…」

ヨル「結果 補習か 頑張れ…」

リタ「あぅ…行ってきます…」

ヨル「あー、ちょっと待って」

リタ「ん?あっ!!」

腕を引っ張られ気づいたら

唇に柔らかい感触




…キス



リタ「んむっ…?!」

ヨル「頑張れな あと、補習頑張ったら…吸血、な?…ま、俺が腹減ってるだけだがな」

リタ「っ!!」















キョウ「あ、倉森!! お前も補習?」

リタ「…!! …あ、う うん」

キョウ「じゃ、じゃあ 教室まで一緒、な?」

リタ「ん…」



弥優くん…
ヴァンパイアハンターの息子





どう接していいか…
お兄ちゃんのことはあんまり



言わないようにしなきゃ
なのかな…




お兄ちゃん…






リタ「う、ぐっ?!」



心臓がうるさい…!!
もしかして 吸血衝動…?!



キョウ「倉森?!」

リタ「が、はっ…!!」


薬は…?
バックに…?!



リタ「っ…はっ、はっ…」


!! 家…


喉の渇きが…ひどい…
血が…血…


キョウ「倉森??倉森っ!!」


ガッ


キョウ「?! え、倉森 俺の手をつかんで…どうしたんだ?!」



ダメだ ダメだ
こんなことしちゃ…

弥優くんの、血…


弥優くんの手を口元まで持っていく
そして歯をたて…


「ダメだよ」


リタ「くっ?!」


キョウ「…?! 月蘿?!」

ルイ「リタ…薬はちゃんと持っていた方がいいよ …こっから君の家に向かうのも面倒くさいしな…」

キョウ「…?」

ルイ「しょうがないなぁ…君は昔から忘れっぽいし、ちょっぴり欲がありすぎるところもあったね…」

リタ「…はぁっ、はぁ…むか、し?」



ヒョイッ



リタ「うぁっ?!」



抱き寄せられ、すばやく学校の中へ















ルイ「ん…、あぁ…ごめんね、ちょっと待っててね、カッター…カッターっと…」

リタ「はっはっ…」


カッター…?



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