第5章 新しい日常 始まり
リタ「え」
ヨル「だから、リタの学校に行く時間帯を夜にしようって話」
リタ「だって、学校は昼しか…??」
ヨル「月森学園はリタみたいに不登校や訳があって昼間、学校に通えない人のために、夜の時間帯があるんだ だから、夜ならいけるかなー??つーこと」
リタ「ほぇー…」
最初からそうすればいいのに…
でも、僕1回お兄ちゃんを拒んだのに
お兄ちゃんは不器用だけど優しくしてくれる
まだ僕はお兄ちゃんから聞いた話を受け入れられてないの知ってるくせにー
お兄ちゃんがわからなくなってきたよ…
ヨル「それに、一緒に行こう」
リタ「でも、お兄ちゃん生徒会長じゃ…」
ヨル「あー、へーきへーき」
平気なの?!
ヨル「で、朝寝て夜に起きる!!今までと逆な とゆー訳で、後でな お休み」
リタ「あ、うん」
お休みって…
夜の時間、か…
リタ《いった…!!》
いじめっ子1《キャハハ!!!!お前さ、チビで根暗でうっざいんだよねー??》
リタ《そんな、の…知らないよ…!!足で頭踏まないでよ!!痛い!!!!》
いじめっ子2《あぁ!!勝手にキレてんじゃねーよ!!!!》バシッ
リタ《くっ…!!っ…》
〈もう―嫌だ〉
…あぁ、また繰り返しちゃうかな
でも…、でも…!!
リタ「っ」
…
リタ「夜がきちゃったよ…」
ヨル「ん??なんか言ったか??つーかはよ着替えれ」
リタ「んー…」
久しぶりの制服
…あれ、ちょっと胸のところが苦しいな…
なんでだろう
ボタンが…
ダダダ…ガチャ!!
ヨル「リタ!!遅い、そろそろ行く…ぞ?」
リタ「ふぇっ?!」
あぁなんという痴女っぷり
胸元のブラが少しみえ
制服のスカートをはいていないために
黒いレースのパンツが丸見え
真っ白な肌があらわになった
ヨル「う、わ…ご、ごめんっ!!」
バタンッ
一瞬何がおきたかわからない
リタであった―
リタ「うわぁ、うわぁぁぁ!!」
ヨル「んだよ、そんなに歓声あげて」
リタ「久しぶりの通学ルート!!」
ヨル「そんなに嬉しいもんか??」
リタ「当たり前じゃん!!だってね、…やっぱなんでもないよ」
ヨル「…??」
お兄ちゃんと久しぶりに登校したことが
嬉しいとか言えません…