第5章 憲兵団と調査兵団
裁判長「それを証明できるか?ここで金を錬成してみてくれ」
天姫「いいですよ。それならこの手錠外して下さい」
・・・自分で外せるけど相手に外して貰うことに意味があるからね、向こうから外して貰わないと!
そう言うと憲兵団の団長であるナイル団長が声を上げた。
ナイル「待ってくれ!そいつの手錠を外すのは危険だ。
こいつが何もしないという保証はない!」
ナイル団長は私が手錠を外されたら襲ってくると思っているようだ。
天姫「…ならどうやって術を見せたらいいんですか?私の説明だけで納得するんですか?」
・・・絶対言ってくると思った!
まあ手を繋がれたまんまでも使えるんだけどね〜
手錠を向こうに外して貰うまで使う気は無いけど。
裁判長「どうだね?ナイル団長。
我々の知識に無い力を言葉だけの説明では理解出来ないと私は考えるのだが」
裁判長の言葉にナイルは少し思案してからこう言った