第15章 『嘘と別れ』
後はナルトとカカシ先生だけなのだが2人がなかなか来ない。
そんな2人が気になって私は振り向こうとしたらポンっと頭に手を添えられた。
私は誰の手か想像はついてたが一応振り向いて確認をしようとした。
しかし、
天姫「あの、痛いです。」
・・・くっ、思いっきり抑えてる!
私の首は行動不能にされていた。
天姫「あの、カカシ先生…わざわざ瞬身までして押さえつけないでください」
・・・ちょ、ガチで痛いよ
そう言ってぐっと力を込めるが振りほどけるわけもなく私はなすがままになっていた。
カカシ「そのまま聞いてくれ」
カカシ先生はそう言って話し始めた。
カカシ「今回の任務は天姫にしかできない。だからと言って部下を置いていっていい理由にはならないんだ…本当に一人で残るんだな。」
天姫「はい。でも心配はいりません。
サスケやサクラと約束したように帰ることを諦める気はないです。それに、こちらに一人で残ることも心配ないですよ。エルヴィンさんやリヴァイさん、ハンジさんそれにエレン、ミカサ、アルミン…兵団の皆さんがいます。
それに皆に秘密を打ち明けることもできました。これは先生に背中を押されなかったらできてません」
そう言って私ははにかんだ。
カカシ「そうか…。あの任務から天姫が苦しんでるのはわかってたのに済まなかったな。
でも、やっと解放されたみたいで安心したよ」
そう言ってカカシ先生は私の頭から手を退かして光の花の方へと向かって行った。
私は手が離れて直ぐにカカシ先生を向き直り光の中へと入っていくのを見届けた。ちらりと横顔しか見ることはできななかったが私には笑ってしまいくれたように見えた。
最後はナルトだけだ。