第15章 『嘘と別れ』
私達は真っ直ぐにこの世界へとやって来た時の場所へと足を進めていた。
夜明け前の薄暗い時間なので巨人も活動していないから私達はスムーズ行けてる。
今回に同行してるのは結局エルヴィンさん、リヴァイさん、ハンジさん、ミケさんだ。
エレンの訴えはエルヴィンさんには通じなかったようだ。
まあ、こんな危険なことにエレンを同行させて失ったらこの世界の人類は大きな損害を受けることになるとエルヴィンさんにはわかってるからだろう。
私達が草原地帯を走っていると活動し始めた巨人に遭遇した。
ナルト「ここは俺がやるってばよ!」
カカシ「危なそうだったら言えよ〜」
・・ま、今のナルトの実力なら大丈夫だろ
勢い良く巨人に突っ込んで行くナルトに間延びする口調でカカシ先生がGOの指示をだした。
リヴァイさんも行こうとしたがこの数ならナルト1人で大丈夫だと手で制した。
私の期待通りにナルトは螺旋丸を発動させて次々に巨人を粉砕していった。
全滅させてからナルトは隊列に帰ってきた。
天姫「おー、腕は衰えてなかったか〜」
・・・流石、ミナトさんとクシナ叔母さんの息子だね。
ナルト「当たり前だってばよ!!」
・・なんか天姫のやつ元気ないってばよ。
なんつーか作り笑いだ。
そうこうしてる内に続々と巨人が私達を狙って向かってくる。
中には私達の周りを走り回って踏み潰そうとしてくるような奇行種の巨人もやってきた。
周りを回られるのは馬の速度を落とす羽目になり、巨人が集まりやすくなってしまった。
ハンジ「うわぁー!何この巨人!!何で私達の周りを回るの!?!?!?」
リヴァイ「うるせぇぞクソメガネ。」
ハンジさんが目を輝かせて巨人をグルグルと見ている。そんなハンジさんと同じく私も表には出してないがこの巨人の行動の意味を知りたくて胸がときめいていた。