第13章 『見つけた手掛かり』
先生の部屋を出て廊下を歩いていたらナルトに会った。
ナルト「お!天姫じゃねぇか!お前なにしてるんだってばよ」
天姫「あ、ナルト。
何してるって…んー散歩?」
・・・ナルト……。カカシ先生にはああ言ったけど、本心ではやっぱり知ってほしい…でも、それは私の自己満足だから…
ナルト「何で疑問形なんだってばよ?」
・・天姫のやつ元気ないよな?
天姫「いや、ぶらぶら歩いてただけだからさぁ。一応散歩?になるかなっと思っての答えだったんだけどね」
・・・でも、今は話すわけにはいかない。止められるの分かり切ってるもの。
私は本心を必死に押し隠し、ナルトに気づかれないことを願いながら笑顔で答えた。
我ながら上手く笑えてたと思う。
私はボロが出る前に離れようと思ったが、ナルトに一緒に散歩していいか聞かれ、断ったら不審だよなと思い2人で中庭を歩くことにした。
歩いてる間は向こうでの話や、懐かしいアカデミー時代のナルトのイタズラの話など思い出話に花を咲かせていた。
そうして歩いてる時に私はあることを思い出した。
それはリヴァイさんと森で会ったことだ。
なんで思い出したかと言うとリヴァイさんが負傷してたことを今ふと思い出したからだ。
天姫「あ、」
ナルト「?どうしたんだってばよ?」
天姫「ナルト、ごめんだけどちょっと気になる事を思い出した!!昔話はまたにしよう!」
・・・いつまで出来るかはわからないけど
ナルト「お おう。わかったってばよ!
戻るならカカシ先生に会った時に俺が森で修行してるって言っといてくれ!」
天姫「ん!それじゃあね!!」
私は手を軽く振ってから瞬身で移動しリヴァイさんを探した。