第13章 『見つけた手掛かり』
その時、
バキッ
天姫「誰だ」
・・・っ!最近ボロボロだ…こんなに人が接近してて気づかなかったなんて
私は音がした方を向いた。
天姫「リヴァイさんですか」
リヴァイ「考えごとしてたのか」
・・こいつ目が赤いぞ
そう言ったので立ち去るかな、と思ったがリヴァイさんは私の横にドカリと座った。
天姫「…リヴァイさんは何しに来たんですか?」
・・・訓練をしに来たようには見えないけど
リヴァイ「俺は休憩だ」
・・何かあったのか?
天姫「…リヴァイさんも休憩とかするんですね」
リヴァイ「おい、それはどういうことだ。
俺よりエルヴィンの方だぞ言うならな」
天姫「やっぱりエルヴィンさんも働き者ですねw」
・・リヴァイさんも働き過ぎだと思う位には働きまくってますけどね
私はさっきまでのを隅に追いやり心を必死で切り替えていた。
きっとリヴァイさんには気づかれないはずだ。
と思った。
リヴァイ「おい、お前何かあっただろう」
・・こいつにははっきり言わねえと言わねえからな
しかしそんなにリヴァイさんの目は節穴に出来ていなかった。
天姫「なんで そう思ったんですか」
・・・ヤバイ気づかれてるよ
リヴァイ「見ればわかる」
天姫「…そうですか」
・・リヴァイさんなら暗部での事も話してる……聞いてくれるだろうか。でも、これはダメだね…
そう言ったきり黙って2人共座っていた。
しばらくしてから そろそろ寝ないとですね と一言口にし、それを合図に私達は部屋に戻る事にした。
リヴァイさんがこっちを見たのに気づいていたが私は目を合わせないように黙って歩いて部屋に戻って行った。