第13章 『見つけた手掛かり』
カカシ「こっちは女型の巨人の襲撃を受けて右翼索敵が壊滅した。そのあとに巨大樹の森という所に向かった。
そこからは別の作戦があったようでね俺は着いていけなかったんだが、天姫が同行を許されたんだ。」
カカシ先生に話せと目で言われたので私はその後のことを話した。
天姫「中では女型の巨人を捉える作戦が立てられてた。人数は左程多く無かったからエルヴィンさんが信頼した人達だと思う。
餌に使われたのはエレン。理由は不明だが女型の巨人はエレンを狙ってた。
一時、エレンを奪われたがリヴァイさんと共に取り返すことに成功した。
だが、女型の巨人を生け捕りにすることが出来ず今回の調査では結界を残せてないと思います。」
私はここまで話して一旦周りの反応を見た。
そして、はっきり言って今回の調査で巨人については謎が深まったばかりで唯一の発見はエレン以外にも巨人になる能力を持つ人間がいることがほぼ確定したことだけだと話した。
するとナルトがふと思い出したのか森に入る前に私が置いてきた分身のことを聞いてきた。
天姫「そっちは収穫があったよ。
分身を鳥に変化させて今こっちに向かわせてるところだから戻ってきた時に話そうと思ってたんだけどね」
カカシ「!それは元の世界に戻る手がかりかい?」
・・流石天姫だな。俺も分身を捜索に当ててたが収穫はなかったからね。
天姫「はい。予想通り何らかの忍術が発動して私たちは飛ばされたみたいです。
その術を特定できれば帰る方法もわかるとおもいます。」
・・・本当は殆ど術のことわかってるんだけどね…
サクラ「本当なの!天姫!!」
サスケ「本当か!」
ナルト「すごいってばよ!」
カカシ「方法を調べることはできそうか?」
天姫「任せて下さい!」
・・・皆を木の葉に返さないと…
私はしっかりと頷いた。
心の中を押し殺して。
取り敢えず今までのことは粗方言い終えたのでここで一旦解散することになった。
タイミングの良いことに夕食を知らせる鐘も聞こえてきた。