第13章 『見つけた手掛かり』
カカシ先生、ナルト、私、サスケ、サクラは寮の裏で壁外での出来事、壁内での出来事を話し合い情報を共有しているところだ。
カカシ「先ずはサスケ、サクラ 中での事を話してくれ」
サスケ「この国の中心地、内地ではかなり裕福な暮らしをしている奴らが殆どだ。そこから離れるにつれ食料や物資が不足していってる。」
サクラ「それと内地の下に地下街っていう地下世界があったわ。地下街は元々は巨人から逃げるために昔の人が作ったようですが暮らすことは断念され現在は王政も見放した人達や犯罪者が住み着いています」
カカシ「他に何かあったか?」
サスケ「憲兵には幾つかの部隊に分かれていたんだが、そのうちの一つ、第一憲兵がどうも他の兵とは違うようだ。」
天姫「前の裁判の時の奴らとは違うの?」
サスケ「ああ、どうも上に立つ奴が違うようだ。あの時にいたナイルとかいう奴が指揮しているとは考えられない。」
サクラ「どうも他の憲兵とは活動内容が違うみたいなの。私が見たのは街でこっそり銃を作っていた男を捕らえていくところ。」
天姫「サクラそれって憲兵が街の人を取り締まったるってこと?」
・・・銃を作れるほどの技術を持つ人を捉える?……なんのために?
サクラ「そうだと思うわ。」
カカシ「巨人に関してなにか分かったことは?」
サスケ「殆どねぇな。巨人は人を食うこと。排泄器官がないこと。食った人間を消化仕切る前に粘液とともに吐き出すことぐらいだ。
はっきり言って兵団で教えられたこと以上の情報は出回っていないようだ。
それだけ巨人は解明されてない」
天姫「解明ね…。」
・・・謎な点しかないんだよね巨人って…本当に。ヤバイ科学者魂が刺激される!!
私がそう思って一体どうなってるのかと考えに耽っていたら…
カカシ「…ちょっと天姫?お前また余計な事考えてるだろ。
もう、止めないから取り敢えず今はやめろ。先に報告が先だ」
ナルト「俺たちの方も色々あったってばよ!」
次は私たちが報告する番だ。