第11章 壁外調査
天姫「リヴァイさん しっかり捕まってて下さいね。」
・・・カカシ先生は無事かな…
リヴァイ「…わかってる」
・・クソ速えぇな。 馬の比じゃねぇぞ。
こんな高さから下を見たのは初めてかもしれねぇ。
……今はんなこと考えてる場合じゃねぇな。
2人は姿勢を低くし、疾風の如く 空気を切り裂いて襲われている右翼索敵側までやってきた。
そこに広がっていた光景は、巨人により散り散りにされ 隊列を乱し、一切の機能を失っている索敵陣形が見られた。
天姫「っ! リヴァイさん ホウ助の上から巨人のうなじ狙えますか?
空を飛んだまま距離を詰めます」
・・・あれはアルミン? ここが配置場所だったんだ。 もう少し待ってて、直ぐに助ける。
私は横で厳しい目つきをしているリヴァイさんにチラッと視線をおくった。
リヴァイ「ああ。任せろ」
・・これなら立体起動に移らず平地で巨人を削げる。
私はその答えを聞いた瞬間 ホウ助を大きく旋回させ一気に急降下し 3体の巨人のうなじ辺りを縫うようにすり抜けた。
その間に私は1体、リヴァイさんは2体仕留めた。
天姫「このまま周りの巨人を殲滅しましょう。」
・・・凄い、不安定な足場でも狙いは正確。
リヴァイ「ああ、かまわねぇ」
・・少しでもガスを残しておいて損はねぇ。
今はこのクソどもを削ぐ事が先だ。
私達はこの一体にいる巨人全てを空を駆け巡り次々と倒していった。