第11章 壁外調査
そしてしばらくすると巨人による振動が小さくなり消えた。そして分身も役目を終えて消滅したのか本体にその時の経験値が戻ってきた。
衝撃の事実と共に。
天姫「リヴァイさん!!」
・・・兵団がヤバイっ!!
私はその情報を得て即座にリヴァイさんの元へとかて寄った。
私の表情から平静では無いことを感じ取ったようでリヴァイさんの顔も強張る。
リヴァイ「どうした」
天姫「右翼索敵の前方が大量の巨人と遭遇、壊滅的被害を受けてます。
信煙弾を打つ余裕もないようで、中央までこの状態が伝わるのが遅れています」
リヴァイ「!?」
結構大きな声で話したので周りにいたリヴァイ班にも聞こえたようで緊迫した空気が一瞬で周りを包み込んだ。
ナルト「本当なのか!?」
天姫「本当だよ。私の分身が見てきてる。
消えたのは2人だから後3人は応戦中だと思う」
私は真剣な目つきでそう言い渡した。
ペトラ「進行方向はどうなってるの!?」
天姫「直進してるみたい。まだ情報が回ってないかもしれない」
そういった矢先に中央の直ぐ右あたりから黒の信煙弾が打ち上げられた。
そして直ぐに進路を決める煙弾が中央から打ち上げられた。
オルオ「信煙弾だ!」
グンタ「どうするリヴァイ。このまま本体の方向に進むか?それとも援護に行くか」
グンタさんがリヴァイさんにそう尋ねたが答えは皆決まってるようで覚悟を決めた表情で指示を待っている。
リヴァイ「右翼索敵前方に向かう。
ペトラとオルオはエルヴィンに俺たちがそっちに向かうことを伝えに行け。」
ペトラ「はっ」
オルオ「はっ」
天姫「なら私の分身も連れて行って!本体への伝達なら一瞬で出来るから」
リヴァイ「いいだろ」
私は影分身をして2人について行くように指示をした。
2人は馬のスピードを最大にして駆け出していった。