第11章 壁外調査
門を出てから私とナルトはリヴァイ班の中央を走り続けている。
私達は馬を支給されていないので自力で走っているのだ。
馬のスピードに合わせて走るぐらいどうってこともないので汗一つかかず平然と並走を続けている。
ペトラ「すごいね、2人とも…」
・・馬と同じスピードで走ってて平然としてるよ。結構スピードだしてるのに
天姫「これぐらいならへっちゃらですよ
道も平らで走りやすいし」
オルオ「疲れねぇのか?」
この世界では馬と同じスピードで走り続ける人間はいないので私達の身体能力に驚きを隠せないようだ。
ナルト「大丈夫だってばよ!
こんなもん修行に比べたらへでもねぇよ!」
天姫「私達の移動手段って基本走ることなんですよ。なので数日間走っても大丈夫なくらい体力はあります」
ナルト「平気でそれやるの天姫ぐらいだってばよ」
天姫「うるさいなー
疲れないんだからいいじゃん」
と、走りながら会話をし続ける2人にリヴァイ班のみなさんはスゲーなと思っているのでした。
リヴァイ「お前らペチャクチャ喋ってるんじゃねぇ。ピクニックじゃねぇぞ」
リヴァイさんのその一言でピタリと会話をやめて全員周りに気を張り巡らせた。
ナルト「リヴァイの目力はんぱねぇってばよ」
天姫「確かにね、でもあの人優しいよ。」
ナルト「そうには見えないってばよ」
天姫「素直じゃないんだと思うよ。なんと言っていても私達の事を気にかけてるよ」
私達は小声でそんな会話をしていた。
そうしてしばらく走ったが私達は巨人に遭遇することなく順調に進んでいるようだ。
しかし、このまま上手く行くほど壁外は甘くないようだ。