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〜Mint Candy Story〜

第6章 -マイ-(青峰大輝)★


-まいみside-



「そんな可愛い格好してんのに、
もったいねぇ‼︎」



大輝のことばに
わたしは真っ赤になってしまった。



か…可愛いとか…初めて言われた…。




なぜか大輝まで黙ってる。



どうしよう…
なんか言わなきゃ…。




「マ…マイちゃんデザインだからって、
それは言い過ぎじゃない?
大輝、マイちゃんに影響されすぎ!」


ほんとは嬉しかったのに、
わたしは冗談ぽくごまかした。


どうせ大輝も本気じゃない…。


「な…っ⁈あのなぁ⁈オレは…」


「まーた新しい写真集買ったんだ?」


わたしは話をそらすために、
さっき大輝が落とした写真集を見た。


「おいっ‼︎なんで今見んだよ⁈」


…?
なぜか大輝が焦ってたけど、
気にしないで、写真集をめくった。



大輝はこぉゆうのが好きなんだ…。




「うわっ…水着もすごい…
やっぱり可愛いね〜。
あ、でもワンピとかもあるんだ…
普通の服も……⁈」




…っ⁈



思わず手を止めてしまった。




そっか…。

そういうことか…。



「起こせ」って言ったのも、
「可愛い」って言ったのも全部…
これと同じだったから…。





やっぱり大輝はわたしのことなんか
見てないんだ…。



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