第6章 -マイ-(青峰大輝)★
…ドキンッ。
やべぇ…。
か…可愛いじゃねぇか…。
やっぱり微笑んではくれないが、
赤い顔したまいみは可愛い。
つか、このアングル…いい!
それにあの柔らかそうな
ぷるんとした胸…。
オレは思わず、
まいみの胸に手を伸ばした。
パチン‼︎
でも…
あとちょっとで触れるってトコで、
いきなりまいみがオレの手を叩いた。
「あぁ?なんだよ?
あとちょっとで胸だったのにー。」
オレはまいみをにらんだ。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ‼︎
大輝のバカっ!ヘンタイっ!
ガングロッ!マイちゃんオタクッ!」
「マイちゃんは関係ねーだろうが‼︎」
「バカバカ!ヘンタイ!」
まいみはファスナーを戻してしまった。
「そんな怒んなくてもいーだろ⁈」
「怒るに決まってるでしょ‼︎」
「怒りすぎだろ!
そんな可愛い格好してんのに
もったいねぇ‼︎」
「…っ⁈」
…?
怒ってたまいみが急に黙り込んで、
少し赤くなった。
…⁈
やべ…っ。オレ、いまこいつに
可愛いとか言ったか…⁈