第6章 -マイ-(青峰大輝)★
-まいみside-
「うわぁっ⁉︎マイちゃん⁈」
寝起きの大輝の第一声…。
はぁ…どんだけマイちゃん好きなのよ…
このルームウェアで来たこと、
ちょっと後悔してたのに、
このルームウェアが
マイちゃんデザインとか
大輝が言い出した。
…あの3人…‼︎
今日の会話の意味と、
わざわざラッピングを
自分たちでしてくれた意味がわかった。
値札がないのは、
プレゼントだからだけど、
商品のタグもなかった。
たぶんタグに”堀北マイデザイン”とか
書いてあったんだと思う。
手が凝りすぎ…。
って思ってたら、
大輝に胸を触られた。
「きゃぁぁぁっ。大輝のバカっ!」
は、恥ずかしい…。
どうせ大輝は、
またマイちゃんと比べてる。
この服…マイちゃんデザインだから、
胸元キツめにして…
強調されるように作ってるのかな。
さっきから、大輝の視線が痛い。
「そ、そんなに見ないでよ。」
わたしは脱ぎ捨ててあった、
大輝のパーカーを上から着た。
大きいからスッポリ体が隠れてくれる。
「おいっ‼︎なに着てるんだよ⁈」
「大輝が見るんだもん‼︎」
「見るに決まってんだろ‼︎
つか、それ脱げ‼︎脱いでこっち来い!」
「えっ⁈や、やだ…!ヘンタイっ‼︎」
結局手を引っ張られ、
大輝のパーカーは脱がされ、
さっきの場所に戻された。