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〜Mint Candy Story〜
第5章 -彼女-(若松孝輔)
すみれの家に着いて、
自転車から荷物をおろした。
「ありがとう。
ね、たまにはまたこうやって
一緒に帰ってくれる?」
すみれがオレを見上げて聞いてきた。
「は⁈急になんだよ…?」
「聞いてみただけー。」
「くだらねぇこと
聞いてんじゃねーよ。」
「くだらない〜?」
「べ、別に…あのなぁ、
荷物なくてもチャリくらい
いつでも乗っけてやるよ!」
「やった!ありがとう!!」
すみれの嬉しそうな笑顔に
オレの疲れはフッとんだ。
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