第2章 第一回兵団公演
ハンジ「ああ、泣かないで可愛いシンデレラ!私が舞踏会に行けるようにしてあげましょう!」
貴女『そ、そんな……無理よ。私はお城に行く為のドレスも馬車も持っていないんですから』
ハンジ「心配ご無用さ。そこのカボチャと……ああ、それから屋根裏にいるネズミも出ておいで」
エレン「チュー」
コニー「チュー」
貴女『(……想像以上に似合っている)』
ハンジ「さあ行くよ!魔法の時間だ!」
効果音【シャラ○ラ〜】
貴女『まあ、なんてことでしょう!カボチャが立派な馬車に……それからネズミさんが白馬に変わったわ!』
ジャン「ヒヒーン」
ジャン「ヒヒーン」
観客「(一人二役……だと?)」
ハンジ「お次は君の番だ」
貴女『え……?』
ハンジ「王子様を射止める為に素敵なドレスを用意しないとね」
効果音【テクマ○マヤコン!】
貴女『まあ、素敵!なんて美しいドレスなのかしら!』
ハンジ「足元を見てごらん」
貴女『……ガラスの、靴…?』
ハンジ「私からのプレゼントだよ」
貴女『魔法使いさんありがとう…‼︎』
ハンジ「お安い御用さ!でもね、シンデレラ……魔法は12時の鐘が鳴り終わると解けてしまうんだ。それまでには帰って来るんだよ」