• テキストサイズ

【マギ】短編集(・・・多分。)

第2章 王様のバーカ!:シンドバッド


セリシアSIDE


「誰もいなくなったって、お前はいてくれるだろ?」

やけに自信ありげに言うシンドバッド王。
そりゃ、できたらそうしたいけど・・・。

「あの、多分無理ですよ?」

「え!?」

どうやら素で衝撃だったらしい。
でもつき合ってる訳でもないしただの女中だ。
名前すら知らないだろう。
そもそも周囲の人が近寄らせないだろうし。
酔って言っただけだろう。

「普通、そこは嘘でもハイって言わない?」

「じゃあ嘘ですけどハイ。」

「もう遅いし嘘って言わないだろふつう!?」

この人、私よりいくつか年上だけど、こういいところはなんか可愛いんだよね・・・。
一国の王に向かって言う言葉ではないか。

「いいし、別に。セリシアがいなくたっていいし。」

ん・・・あれ?

「王様、私の名前知ってたんですか!?」

今まで知らないとばかりおもってたのに・・・。

「!いや、別に、普通だろ!」

え、急にあわてだしたんですけど・・・。

「別にお前のこと特別視してた訳じゃないし、好きかもなんて考えていたわけじゃないし!?」

・・・は?
/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp