第1章 梅干しの日:ジャーファル
セリシアSIDE
「セリシア・・・。」
あきれ顔のジャーファルさん。
そ、そんなに嫌だったの?
正直不安になる。
どうすればジャーファルさん、機嫌をなおすかな?
ジャーファルの好きなことでもしてあげる・・・とか?
んー。あ、そうだ!
「さ、仕事します「ん」」
ジャーファルさんの言葉を中止してキスをする。
「機嫌・・・なおしてくれた?」
するとジャーファルは一瞬焦るような顔をした。
でもすぐ、息をはいた。
・・・ため息?
「セリシア、頼むから大人の事情をもうちょっと考えて・・・。」
大人の事情?
私子供ではないんだけど・・・。
「しょうがないから、今だけ抱きしめててあげます。」
よくわからんが機嫌なおしてくれたしいっか。
抱きしめててくれるんだし!
「少ししたら、仕事ですからね。それと、もう少し大人になってください・・・。」
「どうやって?」
「・・・ピスティにでもききなさい。」